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まるで白いブーケ!?カリフローレ収穫体験

小さなお花が咲き誇っているように見える可愛らしいこの白いブーケ。
実は、お野菜なんです。カリフローレというイタリア野菜をご存じですか?
カリフラワーやブロッコリーのように花蕾をつけるところは同じですが、スティック状に花茎が長く伸びるのが特徴です。そのためスティックカリフラワーとも呼ばれています。

このカリフローレが平生町立佐賀小学校で収穫されるということでその様子を取材してきました。

1、 カリフローレ収穫体験とは?

カリフローレ収穫体験は、2021年1月に卒業された平生町地域おこし協力隊の水田量太さんが中心になり、イタリアーノひらおを児童たちに身近に感じてもらおうと始まった取り組みです。

佐賀小学校で行われて3年目の取り組みになります。
今年度も実施するにあたり、水田さんにカリフローレのタネから苗までのご準備をいただいたそうです。

カリフローレ収穫体験について元地域おこし協力隊の水田さんは次のように話します。
「児童たちにイタリアーノひらおを身近に感じてもらうために実施しました。この収穫体験を通して、世界には日本で見るような野菜以外にもたくさんの野菜があることを知って欲しい。」

自作の資料を用いて児童たちに説明する水田量太さん


収穫したカリフローレと児童と一緒に

2、 収穫体験の様子

収穫は全校生徒で行われました。学年を超えて編成される班ごとに収穫。
収穫したものは重さを計り、各班ごとに切り分けるまでを行いました。

カリフローレを収穫する様子
大きなものは3kgを超えるものも
あまりの大きさに一年生たちは重そうです

この日の給食にはハンバーグの付け合わせに茹でたカリフローレが登場し、平生町長さんと5・6年生がランチルームで一緒にいただいたそうです。

大きなカリフローレは切り分けられ、少しずつ持ち帰ったそうです。
児童たちは収穫したカリフローレを持ち帰り、どんな調理で楽しんだのでしょうか?

3、 5・6年生は総合の学習でレシピを考案

持ち帰るカリフローレを家庭で美味しく食べてもらおうと、佐賀小学校の5・6年生がレシピを開発。
収穫体験の最後に、レシピについて発表し作成したレシピを配布していました。

今後開発したレシピを町の人にも伝えたいとお話しされていましたので、どこかで目にすることがあるかもしれません。

4、 実際のカリフローレの味は??

全校生徒に分けても余るほど大きなカリフローレを私にも少し分けていただきました。

簡単にシンプルに蒸して、ぱらりと塩をまぶしていただきます。

蒸したカリフローレ

甘い。白い花蕾の部分よりも茎の方が甘みが強く美味しいです!
ブロッコリーにくらべて、青臭さが少なく感じました。

食感はコリっとしていて、噛み締めるほどに甘みが口に広がります。花蕾の部分はホロホロとした歯触りを楽しめます。

児童たちの考えたレシピでも、カリフローレの優しい甘みが良いアクセントとなるのだろうなと思いました。

5、 平生町はイタリアーノひらおのまちづくりを行っています。

平生町は、地形や気候が似ているということからイタリアーノひらおをコンセプトにまちづくりを推進しています。
イタリアーノひらおのまちづくり活動として、ひらお特産品センターでイタリア野菜の販売や、イタリア人によるイタリア料理教室を開催しています。

料理教室でカリフローレも調理しましたよ

ぜひ一度平生町へイタリアーノを感じにいらしてみては?


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