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手除草して育ててます。こだわりのお米と大麦甘酒

こんにちは、平生町で地域おこし協力隊をしている古野です!

今回は、ふるさと納税のお礼の品のご紹介いたします。
「五風十雨(ごふうじゅうう)」の窪田伸子さんは、2022年に平生町ふるさと納税のお礼の品に「お米」と「甘酒」を登録されました。

窪田さんのお礼の品の特徴は、農薬や化学肥料を使用せずにお米やもち麦を育て、安心安全な食品づくりにこだわっているところです。

窪田さんの田植えや稲刈りの作業をお手伝いしながら、商品のこだわりについて伺ってきました。

1、お米へのこだわり

窪田さんが育てられているお米は、「にこまる」という品種。にこにこと笑みが溢れるほど、美味しく、丸々とした粒立ちの良さから名付けられたお米です。

うるち米とはもち米以外の全てのお米を指します。

窪田さんは2008年に平生町へUターンし、約14年ほど農業に関わってこられました。
移住当初から、環境保全型の農業に取り組み、約3年前から一人で米作りに挑戦し試行錯誤を繰り返されています。

田植えや稲刈りなど人手のいる作業の時は、知り合いの農家同士で交代しながら助けあう「手間替え」して作業を行なっています。


古野:「除草剤や肥料は撒かないとのことですが、どのようにしてお米を育てていくんですか?」
窪田さん:
「そうね。タニシがいるからタニシに働いてもらっている(笑)。水を少なくするとタニシは地中にもぐって、水が多いと土から出てきて草を食べてくれるんよ。せっかくいるなら働いてもらおうって思って(笑)。」

除草剤や農薬を使わずとも、タニシの葉や茎を食べるという生態を利用して、お米を育てることができると窪田さんは言います。
しかし、稲を植えた直後は、稲の葉や茎も柔らかく、タニシに食べられやすい状態。田植え直後に食べられないようにするためには、水の管理が重要なんだそうです。

稲苗を大きく育ててから植えることで、タニシに食べられにくくなるそう

除草剤も使わないので、草が生えてきたら、手で除草を行う徹底ぶり。除草には、山羊のコロンちゃんもお手伝いしています。

今日も美味しく草を食べています。

2、大麦甘酒のおすすめポイント

窪田さんの甘酒の大きな特徴は、大麦(もち麦)を使っているということ。
大麦を使うことで、大麦ならではの香ばしいコクのある味わいとお米の自然な甘さが口いっぱいに広がります。
お米だけで作られた甘酒とは食感や鼻にぬける香りが違うので、ぜひご賞味ください。

ほんのり茶色みのかかった甘酒です。

古野:「大麦甘酒の魅力はなんですか?」
窪田さん:
「もち麦って食物繊維が豊富なんよ。水溶性食物繊維って言って整腸に必要なものなんだけど、ダイシモチは他の大麦に比べて1.5倍含まれていてすごく体にいいんよ。この甘酒は完全に精麦しないで皮も残して甘酒にしているから、食物繊維も全て溶け込んでいるのよね。」

原材料には、手造り米麹とお米ともち麦の3種類のみ。甘酒の加工は、同じ平生町内で甘酒やジュース加工を行っている「手造り工房のーた」さんに加工を委託しています。素材の味を大切にする農多さんの加工だからこそ、生産から加工の全てにおいて安心して食べていただけます。

12本入りで大家族でも満足!
ピンク色のパッケージでお届け

3、終わりに

一人での栽培ということもあり数量限定ではありますが、窪田さんの、環境にも、食べる方にも安心できるお米と甘酒をお届けしています。

昨年稲の実った様子

「五風十雨」の窪田さんのお米や甘酒が気になる方はぜひ平生町のふるさと納税ページをご覧ください。