たっぷり太陽を浴びて育った!弘津さんちの朝採りイチゴ
ハウスに入った瞬間、暖かな空気とともになぜか温泉のような香りがふわっと漂う。ここは、弘津さんちのビニールハウス。平生町の山際のエリアで、8棟のハウスで「さちのか」や「恋みのり」の2品種のイチゴを栽培しています。
今回お話を伺ったのは、平生町で25年以上イチゴの栽培をされている弘津さんご夫婦(弘津滝雄さんと早苗さん)。平生町のふるさと納税にはイチゴ「さちのか」を返礼品としてご登録いただいています。
毎年平生町のふるさと納税のなかでも人気の返礼品で、朝採りの新鮮なイチゴを皆さんの元へお届けしています。今年も、弘津さんちの朝採りイチゴの予約が始まりましたので、お話を聞いてきました!
1、弘津さんちのイチゴは元気いっぱい!!
ビニールハウスに入ると、長く続くビニールハウスの奥までイチゴの苗が植えられており、白く可愛らしいお花とまだ赤く色づく前の緑色の小さなイチゴがすずなりに実っていました。
弘津さんのハウスでは「さちのか」と「恋みのり」の2品種を育てています。ふるさと納税でお届けしているのは「さちのか」です。
同じイチゴでも、食味や糖度、見た目が少しずつ異なります。
「恋みのり」は甘さ・香りが強く、果皮が柔らかいです。イチゴの中は白いという特徴があります。
ふるさと納税でお届けするのは「さちのか」。「さちのか」は、甘さと酸味のバランスの良い品種。実がしっかりしていて硬さがあり中まで赤く、ビタミンCが多いのが特徴です!
実際にイチゴをよーく見てみると、お花の見た目やガクの形が違うのが分かります。
よく見てみると、葉っぱにたくさんの水滴がついていますね。
イチゴの葉っぱに水滴がついてレースみたいで素敵ですが、朝露でしょうか?
「イチゴの葉っぱについている水滴はイチゴが元気な証拠。これは朝露じゃなくてイチゴから出ている水分。水分が十分に足りているとこうやって葉っぱに水滴がつくの。」
葉っぱから水滴が出るとは驚きです!弘津さんちのイチゴの葉には水滴がつき元気が良いのがわかります。
朝日と水滴とがキラキラと光ってとても眩しく輝いていました。
2、ハウスの中はポカポカ。その鍵は、日の長さ?
取材は12月でしたが、ハウスの中はなんと23℃!!!初夏の暖かさです。
ハウスの中なのに帽子をかぶっている理由はこの日差しが眩しいからなんだそう。
ハウスのなかに入る瞬間温泉のような香りがしたのですが、これはなぜですか?
「イチゴがうどんこ病という病気にかからないように、硫黄を焚いているんですよ。今は焚いていないんだけど、その残り香だと思いますよ。」
平生町は日中の日が出ている時間が他の地域と比べて朝晩1時間ずつくらい長いと弘津さんはお話しされます。
イチゴは寒すぎると枯れ、暑くなりすぎると実がダメになってしまうので、ハウスの中の空気を昼間の太陽によって温め、その空気を逃がさず長く暖かさをキープし夜の暖房を極力使わないようにしています。日照時間の長さはイチゴを育てるにあたってとても重要なポイントです。
弘津さんちのイチゴはしっかりと太陽の光を浴びて育ちビタミンたっぷりです。
この時期色づいているのはまだまだまばらですが、色づき始めると収穫が一気に始まりお正月休みもないんだそう...!
3、イチゴを栽培するきっかけ
平生町でイチゴを育てられたきっかけはなんだったんですか?
「元々お父さんは航空自衛隊だったんだけど、平生町が実家だったから帰ってきたのよね。おじいさんが田んぼと畑をしていたからそれを継いだんだけど、それだけじゃ稼げないから。その頃は近くにイチゴ農家が何軒もあったからその人たちに習いながら作り始めた感じよね。」
知人から譲り受けたビニールハウス1棟から始めたイチゴ栽培。
今では、8棟ものハウスが立ち並び、毎年5トンものイチゴを収穫しているそうです。
現在平生町は耕作放棄地が増え、農家さんの数は減少しています。原因は高齢化や後継者がいないこと。以前栽培方法を教わっていた近くのイチゴ農家さんたちも辞めてしまったそうです。
後継者がいないことは切実な問題ですが、弘津さんの元にはイチゴ農家になるため今も研修生が訪れ、その技術を学んでいます。
弘津さんご夫婦もあと10年は頑張ろう!と決めているそうです。今年も弘津さんのイチゴが食べられることに感謝しながら、いただきたいと思います。
笑顔の素敵な弘津さんの育てたイチゴ。ぜひ一度ご賞味ください。
4、ふるさと納税はこちらから
毎年一年生の気持ちで育てているという弘津さん。その丁寧に育てたイチゴを今年もふるさと納税にご登録いただいています。
作業に限界があるため、お届けできるのは1日限定10セットまで!
限定品にはなりますが、弘津さんちの朝採れイチゴがみなさんの手元に届き美味しく召し上がっていただけますように。