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海と空、ミズイロの風景に囲まれる場所から、山口と広島の情報をお届け

山口・広島にお住まいになっている方は、一度は「大人のteatime」という雑誌をご覧になったことがあるのではないでしょうか?
今回は、山口県平生町から山口・広島の「ステキ」を発信する地域情報誌「大人のteatime」を編集・発行されている、MizuiroInc.合同会社さんをご紹介します。
福岡県から山口県平生町へ引越してきた私(古野)も、近隣のお店を探す時に「大人のteatime」に何度もお世話になっています。

さらさらっとした触り心地のよい表紙をめくると、表紙から裏表紙までの約80ページに渡って、思わず行ってみたくなる店主の笑顔やお店のこだわりが紹介されており、小説のように読んでしまう記事と素敵な写真たちで溢れています。

今回は平生町ふるさと納税の返礼品として、「大人のteatime」を登録されているということで、ミズイロインクさんに創刊のきっかけや編集者の想いを伺ってきました。



1、「大人のteatime」創刊のはじまり

「大人のteatime」は、城尾和博さん(代表・ご主人)、浩美さん(編集長・奥さん)、将宏さん(副編集長・息子さん)の家族3人で、「取材、編集、校閲、お店への納品」までの雑誌を作り上げる過程の全てを行われています。

「大人のteatime」は2017年9月に創刊を開始され、2023年9月でちょうど6年目が終わり、今月で7年目へ突入しました!
6年前の創刊当時は、全くの素人からのスタートだったんだそう。

元々、下松市でフリーのグラフィックデザイナーとして広告制作されていた浩美さん。「いつかは手に残せるものを作りたい」と考えていたこともあり、和博さん(旦那さま)の60歳の定年を機に、MizuiroInc.合同会社を立ち上げ雑誌の編集発行を始められました。
広告制作の際にも取材や記事作成の経験があったものの、本づくりは全く違う世界で学ぶこともたくさんあったといいます。少しずつ知識を重ね6年間、刊行を続けられてきました。

事務所。ここから大人のteatimeが生まれています。

2、読者への想い

誌面を見てみると、紹介されているお店の場所に境目がありません。
広島のお店の記事の横に、山口のお店の記事や時には島根県のお店が並ぶことも。

城尾浩美さん
「初めは山口だけの情報誌にしようと考えていたんですが、広島のお店の方と話すと、山口のことを本当に知らない人が多かったんです。山口にもステキなところがあることを、広島の方にも知ってほしいと思って、広島・山口の地域情報誌になりました」

(左)広島県廿日市市のお店 (右)山口県山口市のお店

場所の境目がないのは、読んだ方が「このお店素敵!ドライブに行ってみよう!」とアクティブに動く、きっかけにしてもらいたいという想いが込められています。

城尾和博さん
「たまに、行きたいと思っているお店がいつのどのページに載っていたかわからなくなる〜。とはよく言われるけどね(笑)」
城尾浩美さん
「そうやってわからなくなった時は、何度も読み返してもらえたらいいの。またじっくり読んで、『ここもいいな』と思うお店に気がつくこともあるから」

3、じっくり読みたくなるこだわり

「大人のteatime」は、読者の方に少しでもお店の雰囲気や想いが伝わるようにと、たくさんのこだわりが込められています。

まず一つ目のこだわりは、紙質。
表紙はマットでさらさらとしており、記事の部分はざらっとしてやや厚みがあります。「大人のteatime」の雰囲気にあった、落ち着く触り心地です。

モンテシオンという紙を使われており、年数を重ねると紙が退色していき、より風合いが増すそうです。読み返した際に、また違った気持ちで読めそうですよね。

柔らかい雰囲気と触り心地のよい紙がマッチしています。

そして、二つ目は広告もミズイロインクさんなりの紹介記事に作り変えているところ。
広告をただの広告として掲載するのではなく、ミズイロインクさんが感じたおすすめポイントやお店の雰囲気を伝えるようにしているそうです。

城尾浩美さん
「お店の人がおすすめです!と書いてある広告よりも、第三者の私たちが感じたことやどんなところがおすすめかを伝えた方が、読者の方もより想いが伝わると思ってますね。」

他の記事と同じように紹介をされているので、広告と気が付かず読み込んでしまうほど馴染んでいます。
雑誌全体で、落ち着いた雰囲気が作り込まれ「大人のteatime」らしさが溢れています。

一緒に作業する(?)ちょこちゃん

4、平生町への想い

平生町の海の見える風景が気に入って、ご自宅兼事務所を建て下松市から移り住まれた城尾さんご家族。光市や柳井市など、何軒も土地を探し回りたまたま巡り会ったのが平生町でした。
ミズイロインクさんの社名にある、ミズイロとは“窓の向こうに広がる瀬戸内海と空。”のことなんだそう。
「水色の風景に抱かれた気持ちいい場所で、日々の暮らしが豊かになる雑誌や広告をつくっています」とご紹介されており、実際に見える水色の風景がこちら↓

ご自宅から見える海

城尾浩美さん
「取材に行くと、どこから来られたんですか?とだいたい聞かれるんです。その度に、『平生町です』とお伝えしても、山口県内の人にも知られていないことが多いのよね(笑)。その度に、『平生町ってこんな町です』ってお話しているから地域PRになっているかも(笑)」

平生町紹介ページ

2023年度の「大人のteatime」の表紙をめくった、すぐ1ページ目には平生町の紹介が!
実際に平生町に住まれているミズイロインクさんの言葉で、平生町についてまとめられています。

ぜひ大人のteatimeを見かけた際には、ミズイロインクさんを通してまとめられた平生町のページもご覧ください。

ふるさと納税はこちらから

「大人のteatime」は、年齢を重ねても色んなことに興味をもって、毎日を楽しく格好良く生きようということが全体のテーマとなっています。
広島や山口周辺で、興味を持ってアクティブに動く方にぜひ手に取ってもらいたい1冊です。

毎月テーマごとに、刊行されているので気になるバックナンバーだけでも手に取って楽しんでみてはいかがでしょうか?
平生町ふるさと納税を寄付いただくと、偶数月1日に返礼品としてお届けいたします。


MizuiroInc.合同会社さんは、2017年に平生町の『起業“チャレンジ”支援事業』を活用して起業されました。
※『起業“チャレンジ”支援事業』とは、平生町で新たにビジネスを開始する人に対して、事業所開設などに係る資金について補助を行うものです。

海と空のミズイロの風景を見ながら、作業をされています。

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