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公立小学校でオープンスクール!?地域と共に学ぶ 佐賀小学校!

今回は平生町立佐賀小学校を取材させていただきました。

佐賀小学校では、毎年11月中頃にオープンスクールを開催しています。
2022年は11月17日(木)に開催されました。
小学校で、オープンスクール!?
私の出身の地域にはなかった取り組みなので、とっても驚きです。
今回は佐賀小学校のオープンスクールに潜入して、オープンスクールの様子と学校の雰囲気をレポートいたします!


1、佐賀小学校とは?

佐賀小学校は佐賀県ではなく、山口県平生町の佐賀地区にある小規模特認校に指定されている小学校です。
全校児童は、50人。各学年10人以下の児童数になっています。
小規模特認校とは、町民であれば通学区域外からでも入学することが可能な学校です。
佐賀小学校の特色として、目の行き届いた教育や地元の人たちとのふれあいの中で、生きる力や豊かな人間性を培うことなどが挙げられます。近年はICT教育にも力を入れ、遠く離れた学校との遠隔合同授業も行われています。

場所はこちら↓
〒742-1111 山口県熊毛郡平生町佐賀2020

平生町の海側に位置し、大星山の麓にあるので、山に囲まれつつも瀬戸内海を望みながら、児童たちは授業を受けています。

2、学校探検


それでは、早速学校に入っていきましょう!

やってきました!佐賀小学校!


平生町の花「菊」がお出迎えしてくれます

今日は授業参観と音楽鑑賞会もあるようです。

一緒に座って授業を受けます

各学年の保護者さんたちが、座って授業を見学しています。
この光景は初めてです!
座って、一緒に授業に参加できるのは素敵ですね。

図書館

校内を歩いていると、教室の横にすぐ図書館がありました!
廊下と繋がっているので、とても本を手に取りやすい環境にあります。


5・6年生は保護者さんと一緒にタイムカプセル作り

成人した自分へ向けて、お手紙を書いていました。

数年ぶりに小学校の校舎へ入りましたが、小規模学校のため人数が少ないからか教室がとても広く感じました。


ランチルーム

現在はコロナ禍もあって向き合って食べることはできないそうのですが、
学年を超えてみんなで食事をするそうです。

実際に海も教室から見ることができます。(今日はあいにくの曇り空)

あいにくの曇り空ですが、教室の窓から海が見えます


図工室の哀愁漂う雰囲気が素敵

オープンスクールでいろんな教室を見せて頂いたのですが、先生と保護者さんの距離感も近く、地域の方との関わりの写真が沢山貼ってあり人の温かさを強く感じました。

体育館の入口に地域の方の受付があります。
たくさんの保護者さんと地域の方が集まっています。

アルプホルン

音楽鑑賞会では、平生町佐賀地区にお住まいのホルン奏者の演奏を聞くことができました。
ホルンの音はオーケストラなどではかき消されてしまい、単体の音を聞く機会はないので貴重な体験でした。

3、佐賀小学校と地域の関係

校長先生にお話を聞きました。
校長先生が、佐賀小学校に来たのは今年の4月からで1年目。

佐賀小学校の印象をお聞きすると、

校長先生「赴任前から地域の方との交流が多い所とお話は聞いていたんです。来てみてびっくり!佐賀小学校は、本当に地域の方が毎日ボランティアに来てくださって地域との関係が濃い学校です。」

実際に別日に私が佐賀小学校を訪れた際にも6人程の地域の方が、消毒ボランティアに来られていました。

佐賀小学校の特色のひとつに、「地域に学ぶ、地域とつながる体験授業。」というものがあります。
佐賀小学校で開催される平生町内の事業者による出前授業や読書リレー(本を読んだ感想を書き、その感想を次の人にリレーしていくこと)も児童だけが参加するのではなく、地域の方にも情報をお伝えし一緒に学びの機会を作っているそうです。
そのため、児童たちも1学期に学んだことを地域の方に発表したり、ボランティアさんの活動を一緒に行ったりしています。
地域ぐるみで、生徒たちの成長を見守れる環境にあることはとても素敵だなと感じました。

4、終わりに


オープンスクールを通して、児童数よりも関わる大人の数の方が多いのでは?と感じました。
児童たちへきめ細やかな指導を先生たちができるのは、少ない人数ということだけではなく、地域の協力があってこそではないでしょうか?
たくさんの大人たちで児童の成長をサポートできる環境がある佐賀小学校はとても素敵な小学校でした。

学校見学は随時受け付けているそうですので、お気軽にご相談ください。
お問い合わせ先は、佐賀小学校または教育委員会へ!

学校の様子については、こちらで発信されていますのでぜひご覧ください。