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イタリアに似ている?イタリアーノひらお!

■平生町ってどこ?


山口県東南部の室津半島の西側に位置し、町全体の形がイタリアに似ています。町を訪れると、町のシンボル的存在の7基の風車が出迎えてくれます。
瀬戸内海国立公園に指定される「佐合島」や、世界最小のクジラ「スナメリ」が生息する澄み切った美しい海が広がる豊かな自然が特徴です。
サイクリングや海水浴や釣りが楽しめます。特に、波静かな瀬戸内海に沈む夕日は美しく、写真家にも人気のスポットです。

縄文時代から人が住みつき、山口県広島県では最大の前方後円墳や女性の豪族を埋葬した古墳なども発掘されています。神武天皇など歴史上の重要人物にまつわる史跡も多く残されていることから古代より、安住の地であったことを知ることができます。

■イタリアーノひらおとは?

平生町は美しい海と山に囲まれた半島の町で、多くの古墳などの遺跡もありますが、目立った観光資源がないのが悩みのタネでした。
そのような背景があり、平生町の位置する室津半島の地形や温暖な気候がイタリア半島に似ていることから、平成30年11月に「イタリアーノひらお」宣言を行い、イタリアをテーマとしたまちづくりを推進しています。

イタリアの形に似ていることから「イタリアーノひらお」の取り組みがスタート

外周にあしらったリボンは、ひらおの「ひ」を表現しています。リボンは、人と人とを結ぶ絆の象徴でもあり、「イタリア」をテーマにしてまちづくりを進めることにより、人と人との絆でその思いが広がっていくことを表現しています。
 室津半島をシルエットにすることでイタリアと平生との類似性を表現しています。

シンボルマーク

■イタリアーノひらおの取り組み

 イタリアーノひらお推進のために様々な取り組みを行っています。

ひらお特産品センター
町内で収穫された野菜をはじめ、イタリア野菜などの販売を行っている施設です。特に野菜は量も多く価格も安いので、朝から多くの方が訪れる施設になっています。令和2年度には屋根をトリコロールカラーに塗り替えてイタリアーノひらおのPRを図っています。

オリーブの試験栽培、レモンの栽培研究

令和元年度からオリーブパークを開設してオリーブの試験栽培を行っています。5種類のオリーブの木を約400本植えており、本年度(令和4年度)からやっとオリーブオイルが採取できる予定です。よりオリーブを広めるためにオリーブの栽培講習会も開催しています(令和3年度は4回実施)。また、令和3年度からはレモン栽培に向けての研究をはじめました。

実際に栽培されているオリーブの木

まちづくりセミナーの開催

地域の方と行政職員が協働してイタリアーノひらおの推進について考える「まちづくりセミナー」を令和4年度から実施しています。イタリアーノひらおについて、主体的な取り組みを進める若者世代を増やしていくこと  や、住民と役場職員の共同関係を育むことなどを目的として、理想の平生町の姿や、その実現に向けてのイタリアーノひらおの取り組みなどを話し合い、チーム・個人の取り組みを考えています。実際に考えた取り組みを実施する予定です。

ワークショップを行っている様子

 PR動画制作
  平生町をPRする動画も制作しています。ぜひご覧ください。

「生きとし生ける平生のものたち」平生町特産品事業者PR動画

“Hirao Ciao!ひらおっちゃお!”イタリアーノひらお観光プロモーション動画

平生町 ひらおのひとびと。HIRAO AS IT IS

■イタリアーノひらおのこれから

イタリアーノひらおの取り組みは、町をイタリアにすることではありません。イタリアを通して平生の魅力を映し出し、多くの人が訪れたくなり、同時に地域住民が豊かになる取り組みを行います。イタリアをただ真似るだけでなく、イタリアの文化など、これからの時代においても必要となる考えを取り入れたまちづくりを推進していきます。